【全館空調】スマートエアーズのメリット・デメリット

エコカラットの境目トヨタホームの空調
エコカラットの境目

今やどこのメーカーでも、独自の名前で全館空調を売り出しています。
(トヨタホームではスマートエアーズという名前)

 

住宅展示場にいくと、とても快適な温度になっています。
ぼくも最初に展示場を訪れた際、初冬だったのですが、ちょうど良い気温で快適だな~と思いました。

 

今日はそんなメリットしか見えない全館空調について、良い点・悪い点を整理してみます。

 

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良い点

①全室で快適

やはり何と言ってもこれ!

 

どこの部屋に行っても、夏は涼しく、冬は暖かいです。
この有難みが他のデメリットを凌ぐようであれば、買ったほうが良い人だとわかります。

 

まあ、まずはすべての良い点・悪い点見てみてください。

 

②見た目が良い

スマートエアーズは1階は床に、2階は天井に吹き出し口が設置されます。
1階用はこんなの↓

 

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2階用(奥の2つ)↓

 

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よって各部屋の壁にエアコンを配置する必要がなくなります

 

これは、見た目上けっこう大事で凹凸がない壁は、見た目が美しいだけでなく、アレンジもききます。
家というのは、意外と何もない壁が必要です。掛け時計然り、空気清浄機然り、ウォーターサーバー然り、その他家具・家電の配置や居住スペースには何もない壁が必要になります。

 

我が家はTVの背面にエコカラットを張り付けていますが、エアコンのせいでエコカラットの位置を妥協しました。
こんな感じ↓

エコカラットの境目

エコカラットの境目

本当は上まで張りたかったのですが、エアコンのせいで。。。ね?

エコカラット代は節約できたわけですが。笑

 

③ヒートショック

冬、お風呂場や洗面所って寒い家が多いと思います。

 

我が家は、お風呂に乾燥機をつけたため、暖房で温めることができますが、事前にONにしておくのが毎日ちょっとした手間です。
家族で出かけて夜帰ってすぐお風呂!!というシチュエーションでは、やはり寒い思いをします。

玄関や階段なども同じですね。

 

全館空調で救える病気として、ヒートショックが挙げられます。

急激な温度差によって引き起こされる病気のことです。心筋梗塞や脳梗塞、不整脈などですね。

これはお年寄りに効果絶大と思います。

 

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悪い点

①電気代

ぼくのようなケチ人間にとって、寝ている時、出掛けている時に空調がきいたままというのは、何か引っかかる思いがあります。

 

実際夏場・冬場の電気代は、なかなかのもので、初期投資はともかく、ランニングコストがかかるのは痛いところです。

トヨタホームでは、同意が取れた利用者の電気代を集計しているようでお聞きしました。
実際には、冬場は1ヶ月23,000~25,000円くらいの家庭が平均に感じました。
(夏場は15,000円前後が多いようです)

上の金額はすべてオール電化の契約なので、非オール電化での全館空調使用はもっと高くなります。

 

スマートエアーズ未導入の我が家でも、冬場は1万後半はかかってしまうので、バカ高!ではないかなという印象。

 

太陽光発電を導入する場合は、

「ある程度相殺できれば良いな」

という考えであれば良いと思います。

 

スマートエアーズの場合、1階2階と独立して運転できますが、OFFにしておくのはそれはそれでもったいない。笑
もったいない人間は、導入を慎重に。

 

②同居人との温度感覚差

これは結構盲点となります。

 

全館空調はメーカーによって差がありますが、スマートエアーズの場合、1階と2階で別々の温度に設定することができます。
これでも良いほうですが、部屋やエリアによって温度を分けることはできません。

他メーカーだと1階と2階も共通温度の商品もあります。

 

購入を検討する読者さんは、同居人と温度感覚は合っていますか?

ぼくの場合は、嫁さんのほうが暑がりで、温度感覚にずれがあります。

そんな時、

「隣の部屋でくつろぐかっ」

って行っても隣の部屋も同じ温度なわけです。

 

お腹の弱いtawashiには死活問題なわけですね。

 

嫁さんだったり、子供だったり、親だったり。
同居人がいる人はシミュレーションしてみてください。

 

③10年先に今のエアコンで満足か?

これも盲点です。

 

全館空調というイカス名前はついていますが、所詮は家電です。

エアコンの全部屋版として想像してみてください。

 

エアコンは10年で凄い進化を遂げます。
消費電力であったり、効率であったり、機能であったり。

 

そんな商品たちが世に出回りますが、全館空調は初期投資が高いわりにアップデートできません

 

それどころか、故障のリスクが付きまとってきます。

普通のエアコンは10年持ったら壊れても文句ないですよね。

 

しかし全館空調は15年とかで逝かれたら目もあてられません。

メンテナンスも必要になってきます。

 

『家なんて10年持てば十分よおじさん』でなければ、考慮するポイントだと思います。

 

④押し入れを1つ犠牲にする

スマートエアーズに限らず、全館空調には本体?がおり、かなりでかいです。

 

スマートエアーズの場合は2階は天井裏ですが、1階にはドデカイ本体を置く必要があります。
こんなの↓

 

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当然そこそこの収納が犠牲になるわけで、押し入れまたは階段下収納などが1つ潰れると思ってください。

 

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まとめ

ずらずらと書きましたが、やはり全館空調は贅沢装備ですね。

心の芯からケチに浸っているぼくのような人間には不向きかもしれません。

 

ポイントを整理すると、

快適性が↓の欠点を凌駕するか?となります。

 

  • 電気代
  • 同居人との温度感覚差
  • 家と一蓮托生の家電となる
  • 収納の犠牲

上記のポイントを考慮して、検討してみてください。

おしまい。