住宅の打合せをしていると、ついついあれもこれも!としていまいますよね。
上を知らないと良いのですが、残念ながら上級グレードの設備や材料も見れてしまいます。
気がついたら最初の契約から数百万高くなった。なんて悲惨ですよね。
当エントリは、予算に限りがあり、金額を抑えたい方が対象です。
節約ポイント
まずは節約ポイントです。
読んでいて活かせるポイントがあれば参考にしてください。
勝手口の有無
皆さんは勝手口を付けますか?
Tawashiは田舎育ちで勝手口があるのが当たり前だと思っていました。当然付けようとしたのですが、間取りで悩んだ際に営業に言われたことがあります。
勝手口は、
- セキュリティホールとなる
- 居住面積は減らないが、有効面積が減る
どゆことぉ?
最近の玄関は頑丈な扉を使い、電子錠になり、セキュリティも万全ですよね。しかし勝手口はどうでしょう。昔からそこまで進化しない薄いドアに簡単な鍵が付くだけ。トヨタホームに限らず、通常のラインナップから選べば間違いなく『簡易ドア』になります。おまけに勝手口は、人目に付かない裏側に付けるのが一般的なので、玄関や窓ガラスを破壊するよりも難易度が低いのです。要は侵入しやすいドアを設置するわけです。
そして面積について。キッチンに勝手口を作ってもキッチンは狭くなりませんよね?しかし、勝手口の前には食器棚もパントリーも冷蔵庫も置けません。何にも使えないスペースが必要になるのです。広さに余裕がない方には一考の余地があります。
生ゴミ捨てなどで便利な勝手口ですが、明確に使用するビジョンが見えない場合は、削るのもありかもしれません。
二階のシャッター
皆さんシャッターは何のために付けますか?
- 災害等での窓ガラス飛散防止?
- 夜は月明かりもなく真っ暗にしたい?
- 嵐の音の軽減?
ぼくは大きい窓にはシャッター推奨派ですが、二階のシャッターについては、外すのもありかな?と思います。ぼくがシャッターに求めるものは、災害時に色んなものが飛んできて窓ガラスが飛散⇒ケガの防止です。
そう考えると二階に重量級のものが飛んでくるケースは、一階よりは少ないので予算によっては省いて良い装備だと思います。
間仕切り
将来区切る予定があるけど、現段階では区切る必要がない。
そんな部屋はありませんか?
おそらく子供部屋がそれに相当する家が多いのではないでしょうか?
「将来子供は〇人欲しいから、〇部屋用意する」
これももちろんありですが、子供の数だけ部屋を作るのは待ってください。小部屋が必要になるのは、早くても小学校の中・高学年です。年齢にして10歳前後。その間は子供部屋を区切らずに、広い遊び部屋としておくのも有効です。
ただし将来的に間仕切りのみ設置すれば、部屋として活用できるよう間取りやドアの位置を設計しておく必要があります。
おそらく間仕切り1つでもクロスとあわせて十数万円削れると思います。
作り付け棚
住宅メーカーのカタログに載っているような作り付け棚は、見た目が良いですが高価になるものが多いです。
人の目につく玄関や和室、リビングには導入しても、寝室や書斎、子供部屋などに置くものは既製品で良いでしょう。傷ついた時に簡単に交換できるメリットもありますしね。
と言いながらtawashiはミニ書斎に作り付けテーブルを付けてしまったのですがね。笑
譲れない点は仕方ないッッ!!
サブのトイレ
ここでいうサブとは一番使うトイレではなく、その次に使うトイレです。今のトレンドはタンクレスですよね。スッキリしていて格好良いです。
我が家も例に漏れずタンクレスなのですが、それは一階だけ。
二階のトイレは来客もないし、そこまで見栄を張らんでも良いと思い削りました。タンクレスは単純にトイレの見た目だけでなく、水流が必要なため配管の仕方も変わってくるとのこと。
節約ポイントには持ってこいだと思います。
贅沢(快適)装備の見直し
その他快適装備の見直しです。
どうしても譲れないポイントは残して、削れる箇所は削りましょう。
- 全館空調
- 床暖房
- お風呂のグレード(バブルバスなど)
- キッチンのグレード
- 二階の洗面所
- エアリーガード
- ハイユニット(天井高2,600mm)
- 電気自動車充電口
節約すべきでないポイント
次は逆に節約すべきでないポイント。
考えるべきは↓の2点。
- 初期投資は抑えられるが、メンテナンス周期が縮むもの
- 安っぽいと思われるもの
外壁
トヨタホームの場合、グレードによって選べる外壁がありますが、低品質な外壁は扱っていないように思います。なのでトヨタホームのラインナップから選べばOK!
外壁の低品質化は、見た目・メンテナンス周期の短期化に繋がります。
外壁は節約ポイントとして見ないほうが良いです。
屋根材
これも外壁と同じ理由です。
我が家は瓦(新東 – CERAM-F3)を選択しているのですが、スレートにすると結構お安くなります。
しかし、スレートにすると定期的に塗り替え・交換が必要です。
現在のスレートは30年持つと販売業者は言いますが、わりと最近建てた家でも10年待たずしてしらっちゃけてます。見た目も瓦のほうが良いですし、屋根材のコストダウン化はオススメできません。
ぼくは当初、瓦のデメリットは金額と地震で崩れることだと思っていましたが、東日本大震災以降の瓦は軽くできているようで、昔のように地震で崩れることは少ないようです。
軒(のき)の長さ
のきを短くすると、お高い屋根材の絶対数が減ります。値段にして結構な金額が下がるはずです。
しかし、のきが短い家はどうでしょうか。
片流れ屋根などの、特殊な屋根の場合はあまりおかしくないですが、寄棟や切妻の場合はあきらかにコストカットしている感が出てしまいます。軒が短い家は、3流住宅メーカーや建売物件でよく見ると思います。
金額が安くなっても、見た目も安っぽくなってしまってはコスパが良いとは言えません。ここはオススメしないポイントです。
トイレの数
節約ポイントでサブトイレのタンクレスの必要性を問いましたが、トイレの数については別です。
ぼくは超絶お腹が弱いので、我が家はトイレを2つ設置しました。
2つ設置したことによる嬉しい(?)誤算が最近ありました。
ぼくが 胃腸炎 にかかったのです。
何が嬉しいのかと言うと、胃腸炎やノロウイルスは感染力が凄まじいことで有名ですよね。ぼくが胃腸炎にかかった時、家族からトイレまで分離されました。嫁さんは医療施設で働いているのですが、一番の感染経路はトイレだそうです。
その結果嫁さんにも子供にも移らず、奇跡的に感染を1人で留めることができました。シクシク
便利装備
快適装備と異なり、↓は削るのはオススメしない点。
便利装備は生活に絶対必要!というわけではありませんが、時間の短縮・心の余裕が生まれ、生活を良くしてくれます。
ここは是非削らないことをオススメします。
- 浴室の広さ
- 浴室乾燥
- 食洗器
- 照明の数
- コンセントの数
- 換気システムの有無
日々のちょっとした手間はストレスになります。
せっかく新築するならば、生活も良いものにしたいですよね。
価格との兼ね合いが難しいですが。。。
以上、節約ポイントと節約すべきでないポイントでした。
導入できそうなポイントはありましたか?
おしまい。