【固定資産税】新築36坪の税額目安はいくら?

賃貸から持ち家になる際に異なる支出として、固定資産税の出費があります。
建売住宅や中古物件の場合は、購入前に金額がわかるケースもありますが、注文住宅で新築する場合は、いくらになるかわかりません。

住宅ローンを組む際、賃貸での家賃が月々のローン返済の目安になりますが、固定資産税や住居補修費を計算していない方がたまにいます。(ぼくのような)

いざ納税通知書が届いて右往左往しないためにも、あらかじめ固定資産材の目安を知っておくことは大切です。

本記事では、トヨタホームで注文住宅を建てた我が家の、実際の納税額をお教えします。

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固定資産税に影響するもの

固定資産税として納税する項目には、家屋と土地があることは知られていますが、納税額は一体何に起因するのでしょうか。
  • 家屋の広さ
  • 家屋の設備
  • 土地の広さ
  • 都会 or 田舎
  • 自治体

家屋には、住居だけでなくガレージなどの建築物も対象になります。
住宅メーカーの営業の話だと、屋根があり、三方向以上が壁で覆われていて、建物が土地に「固定」している場合は家屋として扱われるようです。
つまり、ブロックの上に置いているだけのような物置や、牽引用トレーラーハウスなどは課税対象外、基礎を打つガレージは課税対象ということです。

 

カーポートは地域によってグレーゾーンらしく、建築前に固定資産課税対象かどうか業者に確認したほうが良いそうです。屋根や壁がないので一般的なカーポートは問題ないような気がしますが。

 

固定資産税の評価額算出には、基準があるようですが地域や自治体によって変わることはおろか、担当者によっても増減する可能性があるとか?

Tawashi
Tawashi

ガクガクブルブル

なぜ担当者で増減する?

それは、上で書いた「家屋の設備」に関わってくる話なのですが、良い部材や良い設備を導入していると評価額が高くなるというのです。その設備の良い悪いの判断は、仕様書を見て公正に行われることもあれば、個人の感覚で行われることもある ようです。

具体的には、木造か鉄骨造か、外壁がサイディングではなくタイルであったり、屋根がスレートではなく瓦だったり。あとは内装が立派であったり太陽光発電や全館空調がついていたり。

要するに設備が良く豪華な家は、同じ広さでも高く算出されます。

 

営業には市役所の家屋調査の際の注意点として、下記のことを言われたら次のように返してくれ。と言われました。

「良い家(設備)ですね、お高かったのでしょう?」

Tawashi
Tawashi

そんなことありません。安いです。ほんと

なんじゃこの茶番は。笑
実際の家屋調査では、こんなこと聞かれませんでしたが、営業曰くよくある質問らしいです。

 

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我が屋のスペック

前置きが長くなりましが、年税額公開にあたり、我が家の家屋と土地のスペックを載せておきます。

まず住居部分。

  • トヨタホームのグレード:シンセ・はぐみ
  • 2階建て
  • 延べ床面積118.99㎡(35.99坪)
  • 外壁:サイディング
  • 屋根材:瓦
  • 太陽光なし
  • スマートエアーズ(全館空調)なし
  • 自動シャッターあり(1Fのみ)

続いて土地と外構部分。

カーポートや目隠しフェンスは、おそらく評価額にはカウントされていません。カウントされない例という意味で載せています。

 

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年税額公開

それでは我が家の納税通知書の金額を公開します。

区分土地家屋
算出税額6,900142,786
軽減税額等-67,905
差引税額(=年税額)6,90074,800

土地(6,900円)と家屋(74,800円)あわせて 81,700円 でした。

 

しかし、その金額は3年間だけです。表を注意して見てほしいのが、家屋の「軽減税額等」という欄です。これは車でいうエコカー減税のようなもので、『何時いつまでに住居を購入すると、固定資産税を3年間減税しますよ』というものです。

 固定資産税・都市計画税 税率・軽減 全体概要

固定資産税都市計画税
税率1.4%0.3%
住宅
(※1)
戸建て住宅3年間 固定資産税額(※3)の1/2を減額減額なし
マンション等(※2)5年間 固定資産税額(※3)の1/2を減額
土地小規模住宅用地(※4)評価額×1/6評価額×1/3
一般住宅用地(※5)評価額×1/3評価額×2/3
※1 平成32年3月31日まで新築の場合
※2 3階建て以上の耐火・準耐火建築物
※3 1戸あたり120m2相当分までを限度
※4 住宅用地で住宅1戸につき200m2までの部分
※5 小規模住宅用地以外の住宅用地

出典元:住宅の固定資産税の軽減措置 2019(H31年) 減税額比較シミュレーション

つまり4年目以降は、

土地(6,900円)と家屋(142,786円)あわせて 149,600円 (※減価償却未考慮)となり、15万前後かかることになります。バイクを増車しようと思っているTawashiは嫁への切り出し時が更に難しくなりますorz

 

また、納税通知が来て初めて知ったことなのですが、土地の納税額というのは家屋に比べるとかなり低い(ただし都心を除く)のです。土地を探している時に、130坪というぼく的には広いと思う土地があったのですが、固定資産税が高くなるのでは?と思って躊躇しましたが、税額の比重は土地よりも家屋のほうがはるかに高かったのです。我が家の土地が市街化調整区域だという点も安さに一役買っていますが、都心部や都会を除くとそう大きくは変わりません。

 

あまり広い土地を買っても固定資産税が高いしな~なんて思っていましたが、土地の固定資産税額を知れています。個人用の宅地の場合、9割以上家屋にかかると思って良いと思います。

 

家屋の内訳は下記のとおりです。

地目/用途評価額(課税標準額)軽減税額相当税額
居宅9,659,565-67,61667,617
車庫(ガレージ※)540,240-2897,274

※ガレージは「ヨドコウ ラヴィージュⅢ VGC-2652」

評価額が決まれば、固定資産税額=課税標準額×税率(1.4%)と決まっています。

9,659,565 * 0.014 = 135,233円

135,233 / 2 = 67,616円 が3年間軽減されるというわけです。ガレージは基準がわかりませんが、雀の涙ほどしか軽減されていません(ToT)
ガレージはしきりにサイズばかり測っていました。ガレージの固定資産税算出には、ほぼサイズで決まるのかもしれません。

 

これから家を購入する人は、我が家のスペック、特に延べ床面積で家屋の固定資産税は近い金額になると思います。
(土地に関しては、都会度でかなり変わってきます)
土地/住宅選びの際には参考にして頂けると幸いです。

 

 

以上、Tawashi家の固定資産税公開でした。

おしまい。